高性能のゲーム機でどんなゲームを作るのか...

どこでもいっしょ』を作られているBeXideの社長さんが4/18に書いているエントリー「PS3 の性能の使い方」になるほどなぁと思いました。

SCEMicrosoft次世代ゲーム機に求めた答えは、やはり高性能/高機能だったわけで、個人的には「ゲーム機の進化」という意味では、正解なんだろうと思います。

対する任天堂が出した答えは、「新しい体験」だったわけで、これは”ゲーム機”の進化とは別の話しなわけです。

...ぶっちゃけ、中身はゲームキューブだし...

マシンの性能が上がってくると、ゲーム開発者がやらなければいけないことが増えていって、開発コストが上がっていくし、それにともなってリスクもあがっていくし...

そんな理屈もわかるんですけど、マシン性能が上がるって、実は作りやすさも上がっているんだと思うんです。

え〜っと、詳しく書くと怒られちゃいそうなんで、中途半端に書くと、「プログラマブルシェーダ書けた方がよっぽど楽だし、わかりやすいですよっ」ってことです。

そうすると、マシンの性能だけが上がっても、体力のない会社がモノを作れなくなっちゃうんで、今後は(今以上に)ミドルウェアの重要性が高くなってくると思うんですよね。

ちょっと有名なゲーム会社には、内製のミドルウェアをすでに持っていると思うんですけど、持っていない会社ってのは早急に整備を始めないとまずいんじゃないかなぁと...

ある程度使い物になる、ミドルウェアを作るのには時間が掛かるし、そういった専門の会社からミドルウェアを買うにしても、使わせてもらうにしても、自分たちで作れて、保守できるぐらいの基礎体力が無いと、ミドルウェアに振り回されちゃうことになると思うんですよね。

ま、ともあれゲームプログラマが、ゲーム(の本質部分)作りに専念できるような環境があって、開発の質とかスピードとかを高めていけるのは理想なんだと思います。