選挙について思うこと

政治のことはよくわからないけれども、8/18公示、8/30投開票の日程で総選挙が行われるらしい.

たぶん普通に生活していれば、もう少し選挙のしくみだとか、自分がどの政党に投票すれば良いのかとか、なんてことはわかっているんだと思う.

でもしょうがないじゃん、今はよくわかんないんだからさ.

個人的には、私が政治のことをよくわからないのは、自身の勉強不足って面は当然あるのも認めた上で、政治が私に対してわかってもらおうと思っていないのが原因なんだろうと考えている.

例えば、サッカーの日本代表の試合.

私はサッカーに興味は無いし、ルールもろくすっぽ知らないんだけれども、サッカーが熱い時期になるとこれでもかってぐらいに、ニュースなり新聞なりで取り上げるわけだ.
そして、どうすればワールドカップにいけるとか、「今回は負けたけれども、○日後の○○戦に○点以上の差をつけて勝利すれば、道は開けるんです.」とか目的に対してどうなってればいいから、どのように応援すれば良いのかってことを、親切丁寧に教えてくれるわけだ.

だから、サッカーの日本代表が、どんな立場に追い込まれているかってこともわかるし、それじゃってんで普段はサッカーなんかは観ないけれども、TVをつけたりだとか、新聞で結果を見たりするわけですよ.

これって、スポーツジャーナリスト達が、伝えようって努力をすごいしているんだと思うんだよね.

じゃあって考えてみると、サッカーなんかよりも直接かかわることが出来るはずの選挙で、しかも何となく日本の先行きが不安で、投票権を行使したいと思っているんだけれども、どのように(どの政党に)行使すれば良いかわからないって状況ってのは、わかってもらおうとする努力が足りないんだと思ってしまうわけですよ.

実際のところはわからんと思うのだけれども、若者の投票率が少ないってのの原因ってのは、「どうすればいいのかわからない」とか「投票の結果、どうなるのかがわからない」って事なんだろうと思うんです.

でもね、選挙とか政治の話って、ニュースでも毎日流れているし、偉そうなコメンテーターがああでもない、こうでもないって話してるじゃないですか.

私は、そんな話を聞きながらもよくわからんのですが、たぶん伝える努力ってのは、ものすごいしてるんだろうね.

そして、その努力は私には全く伝わっていないんですよ.

これってのは、政治家とかジャーナリストが怠慢だってことを言いたいんじゃ無くって、私に対して伝えるのは効率が悪いから、伝えようとしてないってことなんだろうなぁって思うんですよ.

結局さ、「わからないから選挙に行かない」→「選挙にこない人に向けての、解説は行わない」→「よけいわからんから、選挙に行かない」→「人気集めをしても無駄」...ってな、負の無限ループに入っちゃってると思う訳よ.

でもさ、そんなふうにして「わからない」ってのを理由にして選挙に行かないってのは、間違えてるんじゃないかって思ったわけさ.

今までは、「選挙に行かないことで、選挙権を行使している」なんて強がりをいってたんだけどさ、そんなことやってるからどんどん政治って世界から締め出しをくらっちゃうんだろうね.

じゃ、こんな私が、どんなふうに投票権を行使すれば良いんだろうって考えたんだけれども、自分が一番政局に影響を与えないと思う政党に自分の一票を投じるってのはどうだろう.

自民と民主、どっちが政権を握ると日本がどうなるとか、私の生活がどのように変化するかわからないって人は、一杯いると思うんだよね.

よくわかんないけど、鳩山さんの顔が好きだとか、麻生さんはアキバ系らしいとか、そんなつまんない理由で、私が必要としていないかもしれない政策に一票を投じてしまうよりも、政局に影響を与えない政党に一票を投じて、興味があるからもっと私にもわかるように政治を語ってくれって意味を込めて投票をする方が有意義だと思うんだよね.

そんなわけで、よくわからないけれども選挙に行こう.

我々の投票率が上がれば、もっとわかりやすく政治を解説してくれるんで、慎重に政党を選ぶのはその時で良いじゃない.

多分ね、ようわからんけれども、「政治わかんないで〜す」って言いながら、20代30代全員が選挙に行けば、速攻でこの状況は変わると思うよ.