空間的データ構造とアルゴリズム

2007/04/26にボーンデジタルから、『空間的データ構造とアルゴリズム』(Elmar Langetepe・Gabriel Zachmann/ボーンデジタル)が発売になるようです。

• 四分木
• 直交ウィンドウとスタビング クエリ
• BSP木
• 境界ボリューム階層
• 距離場
• ボロノイ図
• 幾何近接性グラフ
• 既存のデータ構造を動的かつ頑健にする方法

こんなことが取り上げられているそうです。

ゲームを作っていると、空間管理って結構重要なわりには、なかなか良い解説ページや、書籍って出回っていないと思うので、期待しちゃいます。

つい最近3D空間上のボロノイ図の構築について、調べていたんですけど、全然有益な情報がみつからずに困っていました。
この本では、解説がされているんですかね？

似たような書籍になるのかわかりませんが、最近『コンピュータ・ジオメトリ 計算機科学:アルゴリズムと応用』()をちょこちょこと読んでいます。
まだ、あまり詳しく読んでいないのですが、結構よさそうな本です。
ただ、アルゴリズムが擬似コードで書かれていたり、文体がかなり硬い感じなので、読み始めはかなり難しく感じると思います。
でも、実際に落ち着いて読み進めれみれば、それほど高いレベルが要求される内容ではありませんし、計算機科学を学ぶ取り掛かりとしては、良さそうだと思います。

あと、まだ全然読んでいませんが『データ構造とアルゴリズム』(杉原厚吉著/共立出版)も同じ時期に購入しました。
ボロノイ図の基礎を知りたくて、ネット上で情報を探していたときに、この本と『コンピュータ・ジオメトリ』を見つけたのですが、こちらはリストやグラフのデータ構造から、経路探索といった感じのアルゴリズムの解説本となっているようです。
本屋に取り扱いがなかったので、amazonでぽちっとやってしまいました。
2,200円ですし、技術書にしては安い部類なので、まぁ外れても良いかなと...
ぱらぱらとめくってみた感じでは、ソースコードで具体的な実装が示されているわけではないく、アルゴリズムの解説が行われているだけです。
ボロノイ図を目当てに購入したことを考えると、ちょっと違う気もしますが、内容的には結構面白そうです。

杉原厚吉さんは、情報処理学会で3Dボロノイ図関連の論文を発表されている方のようなので、読む前から内容には期待しています。

コンピュータ・ジオメトリ―計算幾何学:アルゴリズムと応用

データ構造とアルゴリズム