さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
会計に関した、初学者向けの啓蒙書ってイメージがあったので、わざわざ読む必要も無いだろうと思っていたんですが、読んでみると、結構面白かったです。
本の帯には、「一時間で読めて、効果は一生」みたいな事が、書いてあったと思いますが、効果が一生かは別にして、さっくり一時間ぐらいで読めて、ふむふむと頷ける所も多く、会計的に物事を捕らえるってのはどういうことなのかをざっくりと知りたい人には、良い本だと思いました
その昔誰かに、「(ビックカメラだかの)50人に一人無料っていう、キャンペーンってすごいよね」ってな話しをされて、お店側からみると、どのぐらいの支払い期待値になるのかな・・・って、考えてみた事があります。
数百円の安い買い物をする人もいるし、数十万円の買い物をする人もいるし・・・
もし、数十万円の買い物をする人ばかりが、当たりを引いちゃうと、店は大損しないのかな?なんて
本書でも、同じような問題が取り上げられてますけど、こういうのって会計のセンスだとか、数学のセンスとかじゃなくって、大局的に物事を捕らえる力なのかなぁって感じました
同じような疑問を持って、自分の回答に自信がもてなかった人は、この本をおもしろく読めると思います
・・・この本の前の所有者は、会社の社長さんだったらしいんですが、仮にも十数人の社員を抱えている社長さんが、マーカーで線を引きながら読む本じゃないよな・・・とも思いました
わからん事を謙虚に受け止めて、勉強する意欲は認めますが・・・
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
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