数学ガール
途中で、「僕」がテトラちゃんに言った言葉がとても印象的でした。
僕達は好きで学んでいる
先生を待つ必要は無い。授業を待つ必要は無い。
本を探せばいい。本を読めばいい。
広く、深く、ずっと先まで勉強すればいい。
高校は商業高校で、大学は経済学部だったもんだから、基本的には数学の知識はあんまりないんですよね。
プログラムなんかほとんど書いたことが無かったけれども、初めての就職先がプログラムの会社で、相性が良かったのか、出会った人たちが良かったのか、プログラムにどんどんのめり込んでいって、休日使ってゲームプログラムを勉強し始めて、三角関数がやたらと難しくて、中学校の参考書を買ってきて勉強してみたりして...
3Dのプログラムは、まず数式ありきだから訳がわからなくって、「2Dだって十分に面白いゲームは作れるよ」なんて言ってたんだけど、ひょんなことから3Dのプログラムを打つことになって、必死で3D数学を勉強してたら、いつの間にか3Dプログラムが好きになって...
そんな風に育ってきた(?)から、他のプログラマに「数学は、学校で習ってきていないからわからない」って言われちゃうと、とてもがっかりします。
目の前にある壁は、なぜか高く感じるけれども、そこを「ひょい」っと乗り越えちゃえば、目の前に面白い世界が広がっているのにね
面白そうだと感じたんだったら、「習っていない」ってあきらめちゃうんじゃなくって、勉強し始めればいいのに
道はすでに先人達が示してくれているんだから、追いつくのは一瞬だよ、たぶん...
と、そんなことを考えてしまいました。
とはいえ、私の今ある知識だと、「ミルカさん」と「僕」のやり取りは、難しすぎてついていけませんでした
でも、なんとなくその先にわくわくすることが待ち構えていそうな気がするから、ちょっとずつ勉強してみたいとおもいました
本の発売前から、webで公開されていた数学ガール(?)で、初めてテトラちゃんが出てきたときには、「ちょっと苦手な子がでてきたなぁ」って思ってたんですが、彼女のおかげで、この本を読み進めることが出来たと思います。
感謝。
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本
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