フェルマーの最終定理

ピタゴラスの定理については、一応どんなものかは知っています

ま、こういうやつ

c^2 = a^2 + b^2
(c^2 = a^2 + b^2)

ここで、a,b,cに当てはまる整数は無数に存在することは、わかっている(つもり)わけなんですけど、こいつを

c^n = a^n + b^n
(c^n = a^n + b^n)

と書いてやって、『nが2より大きい場合、整数解を持たない』としたのが、フェルマーの最終定理なわけです

フェルマーさんってのは、ずいぶんと意地の悪い性格をしていたようで、定理を発表しながらも『(ノートの)余白が狭すぎるのでここにしるすことはできない』なんてことを言ったもんだから、名だたる数学者たちが翻弄されていくことになるわけです

フェルマーが1600年中頃この発表をしてから、アンドリュー・ワイルズさんが証明をするまでおおよそ350年かかるわけですけど、その間のできごとが難しい数式抜きに見事に語られていて、ぐいぐい物語に引き込まれてしまいます

いや〜、面白かった

「数学は苦手でちょっと...」

などと言わずに、推理小説を読むぐらいの気構えでざくざくよんでも、面白い本だとおもいますよ

(...ありゃ?mimeTexがうまく動いてないみたいだな...
括弧内のa^2ってのは、aの二乗として読んでくださいな)


フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)

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暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)

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