VMWare fusion で OSX を動かす
いまさら感はありますが、OSX(yosemite)で動いているVMWare fusion8 上で OSX(El)を動かしてみました.
El は以前作っておいた marveriks のディスクイメージをインストールした後にアップデートを行いました.
あんまり問題なく進むのかと思っていたのですが、なんか箇所かハマりどころがあってのでメモを残しておくことにします.
ハマった項目としてはこんな感じ.
- VMWare 上で動いている OSX の動作がやたらと遅く使い物いならない
- キーボードがUSキーボードとして認識されてしまい入力に困った
- mac キーボードとして使いたい(Kanna / 英数キーを使いたい)
それでは、それぞれの項目についてざっと対応方法を書いておきます
VMWare 上で動いている OSX の動作がやたらと遅く使い物いならない
VMWare の設定を見なおしてみたり、CPUの割当やメモリの割当を変えてみたりしたんですけど一向に症状が改善されずに困りました.
どの程度遅くなっていたかというと、マウスカーソルの移動が遅すぎてトラックパッドを操作する手が痛くなるほど...
流石に何か解決方法があるだろうとネットを漁ってみるとターミナル上で
> sudo nvram boot-args="debug=0x10"
と指定して mac を再起動すれば良いというエントリーを見つけて実行してみました.
これ微妙にハマったのですが、ホストOS側(VMWare を動かしている側のmac)で設定します.
一応、指定しているオプションがどんなものなのかは把握しておいた方が良いと思うので一覧をメモしておきます.
0x01 | Stop at boot time and wait for the debugger to attach |
0x02 | Send kernel debugging output to the console |
0x04 | Drop into debugger on a nonmaskable interrupt |
0x08 | Send kernel debugging information to a serial port |
0x10 | Make ddb the default debugger |
0x20 | Output diagnostics information to the system log |
0x40 | Allow the debugger to ARP and route |
0x80 | Support old versions of gdb on newer systems |
0x100 | Disable the graphical panic dialog screen |
【参照】
http://www.cnet.com/au/news/boot-argument-options-in-os-x/
指定しているオプション(DDB)は BSDの対話型デバッガらしい.
また、現在自分がしてしているオプションの確認は
> sudo nvram boot-args boot-args debug=0x10
そして、設定したオプションの無効化は
> sudo nvram -d boot-args
とするようです.
キーボードがUSキーボードとして認識されてしまい入力に困った
OSX を VMWare にインストールするとなぜがmacのキーボードが USキーとして認識されてしまうようです.
GUIから設定を変更するすべは無いようなので、一旦仮想マシンを落としてから仮想マシンのファイルを開いて設定を書き込みます.
編集するファイルは、"*.vmx"というファイルで仮想マシンを"OS X 10.9"という名前で作っていたとした場合 "OS X 10.9.vmx"という名前のファイルになります.
仮想マシンのファイル(上の例にそっていえば"OS X 10.9.vmwarevm")を右クリックすると「パッケージの内容を表示」というメニューがあるので、パッケージの中から該当のファイルを探せます.
ファイルの一番下あたりに、以下の内容を書き込みます.
keyboard.vusb.idVendor=0x05AC keyboard.vusb.idProduct=0x020D
mac キーボードとして使いたい(Kanna / 英数キーを使いたい)
最初は keyboard.vusb.idProduct あたりをmacキーボードとして設定するのかと思ったのですが、どうもこれは設定できないっぽいです.
「英数」キーは、VMWare上では CAPSロックが割あたるようなので「ことえり」の環境設定をいじって対応ということにしてしまいました.
まとめ
手を動かしてみるとわかることって結構あるもんですね.
仮想環境上で OSX を動かしたかった理由は2点あって、
- mac 環境上での Jenkins 構築(のテスト)を行いたかった
- El がどんな感じなのか軽く試してみたかった
といった事が目的でした.
Jenkins 環境の構築に関しては、GUI環境がある必要はないのでCUI環境なんかについても後日調べて見ようかと思いました.
参考サイト
以下のサイトを参考にさせていただきました.
ありがとうございました
http://tsurugeek.hatenablog.jp/entry/2015/04/23/102310
http://mikado.at.webry.info/201412/article_5.html
https://twitter.com/norio_nomura/status/376150471783620608
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