『美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史』

美学vs.実利 と聞いて、一瞬 実利 = ソニー、美学 = 任天堂という構図が頭に浮かんだ。

...でも、なんか違和感があるなぁ

で、美学 = ソニー、実利 = 任天堂と置き直してみると、なんとなくしっくりとくる。

私の中の任天堂のイメージが、「実利」とは少し違うんだけれども、美学=ソニーというか、美学=久夛良木というイメージは確かにすっきりとする。

確かに、PlayStation発売当時のことを思い出してみると、世界のソニーと言えどもいきなりゲーム産業に参入するのは無謀だと言われるだろう

そんな中で、PlayStationを事業として立ち上げ、成功に導いた人間は何を考え、何を決断して来たのか?

自分の方法論だけを信じて成功を目指して突き進んでいく様は、とても気高く憧れすら感じてしまう。

PlayStationが発売されたのがおおよそ15年前、この15年間でどのようにゲーム業界が変わっていったのか、そしてその先には何があるんだろう...


この本を通じて、久夛良木さんの志の高さっちうか、気高さみたいなものを感じられて、とても刺激になった。

美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)

美学vs.実利 「チーム久夛良木」対任天堂の総力戦15年史 (講談社BIZ)