『空間的データ構造とアルゴリズム』ファーストインプレッション

amazonから『空間的データ構造とアルゴリズム』(Elmar Langetepe, Gabriel Zachmann,中本浩（監修)/ボーンデジタル刊)が届いたので、ページをぱらぱらとめくって、第一章だけ読んでみました。

書いてあるトピック事態はとても興味深いことがあげられているので、わくわくするのですが、話の流れが急すぎるのと、ちょっと発展した話題になってしまうと、すぐに「参考文献を参照されたし」となってしまって、かなり読みづらい印象を受けてしまいました。

第一章は、自分ではわりと理解しているつもりの四分木の話題だったのですが、それでも読み進めるのがかなり辛くて、この本から新しい知識を得ようと思うと、かなり苦労するんじゃないかと思います。

「発展的な内容は、外部参照になってしまうし、基礎的な内容は外観を(かなり)把握していないと読み進められない」といった印象を受けたので、対象となる読者がどこに居るのかがわかりません。

(翻訳ではなく)監修に、『GameProgramingGems』(ボーンデジタル)中本浩さんの名前が挙げられているので、翻訳が悪いのではなく、原文からこんなペースなんだろうと思います。
(ま、Gemsが読みやすいかって言うと、ちょっとアレですが...)

そんなわけで、高い本ですがプライオリティはぐぐっと下げてしまって、『コンピュータ・ジオメトリ―計算幾何学:アルゴリズムと応用』(近代科学社)を読み終えて基礎体力をつけてから、再チャレンジしてみようかと思います。